【専門解説】風呂配管洗浄の効果と必要性|知らぬ間に身体に影響も?
- 田内伸幸
- 7月17日
- 読了時間: 3分

はじめに:見えない「配管内部」、見過ごしていませんか?
こんにちは。難工事お任せ専門店「究湯屋」の田内です。
日々の入浴で「浴槽の掃除」はしていても、「配管の中」のことは見落としがちです。
しかしその配管内には、目に見えない汚れが蓄積し、衛生面・機能面・健康面で思わぬ悪影響を及ぼすことがあります。
この記事では、風呂配管洗浄の効果を「データ・事例・写真」などを交えてご紹介します。
配管内部にはどんな汚れが溜まる?
以下は、実際に当社が洗浄を行ったご家庭の配管から検出された主な汚れ成分です。
汚れの種類 | 原因 | 特徴 |
皮脂・たんぱく質 | 人の体から自然に排出される成分 | 黒〜茶色のドロドロした汚れ |
石鹸カス | ボディソープやシャンプーの残り | 白く固まって配管に付着する |
雑菌・レジオネラ菌 | 湿度・温度・皮脂が原因で繁殖 | 健康被害リスクあり(高齢者・乳幼児は注意) |
カルシウムなど水垢 | 水道水のミネラル成分 | 硬くこびりつき熱効率を低下させる |
風呂配管洗浄前後の変化データ(例)
項目 | 洗浄前 | 洗浄後 |
お湯のにおい | 若干の「ヌルっとした臭い」あり | 完全に無臭 |
配管内のバクテリア数 | 1ml中 約18,000個(※水質検査) | 1ml中 300個未満(98%減少) |
追い焚き時間 | 約30分で目標温度に到達 | 約20分で目標温度に到達(燃費向上) |
電気・ガス料金(月平均) | 約11,300円 | 約10,200円(約10%削減) |
※水質検査は外部委託機関のデータに基づきます。
洗浄中の汚れ排出の様子
※実際に配管から出てきた皮脂・雑菌の混じった汚れ水
なぜ家庭用洗浄剤では落ちないのか?
市販の洗浄剤は簡易的な効果しか得られません。理由は以下の通りです。
温度設定・洗浄圧力の限界:家庭用の追い焚き温度や水圧では、長年こびりついた汚れを落とせない。
バイオフィルムの強さ:雑菌が作る膜(バイオフィルム)は強力で、市販薬剤では破壊できない。
汚れの層構造:汚れは層状になっており、表面を溶かしても内側に菌が残る。
プロの業者は専用機材と高性能薬剤を使い、「循環洗浄」「分解洗浄」を行うため、内部まで徹底除去が可能です。
配管洗浄がもたらす「5つの効果」
効果 | 詳細 |
① 清潔なお湯 | 雑菌・皮脂の除去により、湯質が格段に向上 |
② 肌トラブルの予防 | 敏感肌やアトピーの方の肌荒れ軽減 |
③ 光熱費の削減 | 配管詰まりがなくなることで追い焚き時間短縮=省エネ |
④ 給湯器寿命の延命 | 配管負荷の軽減により、内部の機械劣化が抑えられる |
⑤ ニオイやぬめりの解消 | 入浴時の不快感をゼロにし、家族全員が快適に |
施工の流れ(究湯屋の場合)
事前ヒアリング・見積もり(無料)
洗浄機材設置(循環式ポンプ)
洗浄薬剤注入 → 高温循環洗浄
中和・すすぎ作業
仕上げと水質チェック
所要時間:約1.5〜2時間費用目安:18,000円(税込)〜 ※設備条件により異なります
どれくらいの頻度で洗浄すべき?
家庭のタイプ | 推奨洗浄頻度 |
1人暮らし | 2年に1回 |
家族4人以上 | 年に1回 |
入浴剤を頻繁に使う家庭 | 年に1回(汚れが溜まりやすい) |
賃貸・中古住宅に入居した直後 | 入居時に1回は必ず |
おわりに:見えないからこそ、定期洗浄を
配管の中は目に見えません。だからこそ、汚れは静かに溜まり、健康や設備に悪影響を与え続けます。
「最近、お湯がぬるい気がする」「入浴後、肌がかゆくなる」そんな時はぜひ、配管洗浄のプロ・究湯屋にご相談ください。
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