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2025年最新版|給湯器の取り付け・取り替えで使える国の補助金まるわかりガイド

  • 執筆者の写真: 元輝 鉢呂
    元輝 鉢呂
  • 8月9日
  • 読了時間: 5分
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※本記事は 2025年8月8日 時点の公式情報を基に作成。制度は予算到達で早期終了する場合があります。

はじめに

みなさんどうもこんにちは!究湯屋の田内です。今回の記事では,以前、TikTokで紹介した給湯器交換の際に使える助成金・補助金に関する投稿をしたため、その投稿について深掘りしていきたいと思います。



まずは結論(サクっと要点)

  • 今年(2025年)の“給湯器向け”の国の主役は 「給湯省エネ2025事業(経産省)」。エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファームが対象で、最大 20万円/台(+撤去加算あり)。新築・リフォームどちらも可。

  • 賃貸アパート・マンションのオーナー向けには 「賃貸集合給湯省エネ2025事業」。エコジョーズ・エコフィール交換で 5–7万円/台+工事加算3万円/台

  • リフォーム全般の総合枠 「子育てグリーン住宅支援事業」でも給湯器は 3万円/台(他の省エネ工事と組み合わせが前提)。重複申請は不可。

  • 申請は登録事業者経由(施主の“直接申請”不可)。着工の扱いや対象製品リストの縛りに要注意。

1. 給湯省エネ2025事業(経産省)— 個人宅の新築/取り替えどちらもOK

対象機器と補助額(基本+性能加算)

機器

基本額

性能加算(要件)

最大額

エコキュート

6万円

A:+4万円(天気/日射予報に連動し昼間沸き上げへシフト) / B:+6万円(CO₂▲5%:JIS目標+0.2 以上 or おひさまエコキュート) / A+B:+7万円

13万円/台

ハイブリッド給湯機

8万円

A:+5万円(再エネ電気の自家消費機能) / B:+5万円(年間給湯効率116.2%以上) / A+B:+7万円

15万円/台

エネファーム

16万円

C:+4万円(停電予測時に稼働を止めない機能)

20万円/台

※ 戸建は最大2台、共同住宅は最大1台までカウント。対象は事務局に登録された型番のみ


撤去加算(リフォーム時)

  • 電気蓄熱暖房機の撤去:8万円/台(最大2台)

  • 電気温水器の撤去:4万円/台(補助対象の設置台数まで)※エコキュート撤去は対象外。加算枠(別予算)は消化次第終了。


期間・申請のポイント

  • 着工対象期間:2024/11/22 〜 予算到達まで(遅くとも 2025/12/31)。

  • 申請は工事完了後

  • 申請者は「給湯省エネ事業者」(登録事業者)。施主の直接申請は不可

  • J-クレジット参加表明が必要(個人の場合)という今年の新要件に注意。

いまの予算消化率:本体 47%、撤去加算 55%(2025/08/08 0時時点)。お早めに。

2. 賃貸アパート・マンション向け:賃貸集合給湯省エネ2025事業

従来型 → 省エネ型(小型)の交換が対象。オーナーまたは管理会社×登録事業者の契約で申請。

  • 対象機器

    • エコジョーズ(ガス潜熱回収):給湯単能/ふろ給湯:熱効率90%以上、給湯暖房機:給湯部95%以上。

    • エコフィール(石油潜熱回収):機種別の効率基準あり。

  • 補助額(基本):追い焚きなし 5万円/台、追い焚きあり 7万円/台

  • 工事加算

    • 追い焚きなし→共用廊下横断のドレン排水ガイド敷設:+3万円/台

    • 追い焚きあり→浴室排水へのドレン接続(三方弁/三本管):+3万円/台

  • 注意:ドレン排水の取扱いは自治体で異なるため事前確認必須。

いまの予算消化率:11%(2025/08/08 0時時点)。

3. 併用候補:子育てグリーン住宅支援事業(リフォーム枠)

リフォーム全体を束ねる枠。高効率給湯器は 3万円/台(他の必須工事と組み合わせが前提/同一機器で他の国補助と重複不可)。要件はやや緩いが、金額は上の「給湯省エネ2025」の方が大きいケースが多い。


4. 申請までの実務フロー(施主・オーナー目線)

  1. 機器の選定(対象製品リストに掲載かを型番で確認) → 事業者選定(登録有無を検索)

  2. 見積・契約(工事請負契約/不動産売買契約/リース契約のいずれか)

  3. 着工(対象期間内か、撤去加算の条件を満たすか要確認)

  4. 完了・申請事業者が申請代行。写真や書類の不備に注意)

  5. 補助の還元(値引き等の形で施主に反映)— 登録事業者・対象製品の検索は公式ポータルから。


5. よくある質問(現場で聞かれるポイント)

Q. 取り替えでも新規でも使えますか?A. はい。給湯省エネ2025は新築・リフォーム双方に対応。賃貸集合は既存賃貸の交換が対象。

Q. 個人で直接申請できますか?A. できません。登録事業者のみが申請可能です。

Q. 併用は?A. 同一機器への国の重複補助は不可。ただし、工事内容が重複しなければ(例:窓は窓リノベ、給湯は給湯省エネ)併用可能なケースがあります。地方自治体の補助は、国費充当分を除き併用可。

Q. どのくらいで終わる?A. 予算消化(本体47%、撤去55%)が進んでいます。早めの着工&申請準備を。


6. どれを選ぶ?プロの視点(ランニングコスト・将来性)

  • 電化&太陽光と相性◎:エコキュート昼間シフト機能(A要件)やおひさまエコキュート(B要件)で加算を狙いやすい。太陽光併用の光熱費低減も大きい。3

  • 給湯効率の頂点:ハイブリッド冬のピーク時も高効率。初期費用は上がるが最大15万円補助で差が縮む。

  • 電気もお湯も自宅で“同時生産”:エネファーム初期費用が高めでも最大20万円。停電時耐性(C要件)も備えられる。


7. 公式情報・予算状況の確認先(ブクマ推奨)

 
 
 

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